屋根塗装の実施前に担当者と決めておくべき内容

屋根塗装の実施前に担当者と決めておくべき内容
セメント瓦やトタン屋根、ガルバリウムやスレート屋根の場合、表面の塗料が剥がれるものなので屋根塗装を定期的に行うことは住宅の寿命を長くできるようになる大切な作業です。
屋根塗装を行うには施工会社の担当者の方と事前に決めておく項目があり、まずは費用に直結する塗料の選択肢をあげることができます。
外壁と同じようにウレタン塗料やシリコン塗料、フッ素塗料や遮熱塗料など数多くのランクがあるので、色選びだけではなく塗料の品質も決めることは必須です。
施工会社によっては通常のプランとして軒裏天井の塗装も行われることが多いのですが、プランに含まれているのかどうかも事前に確認することも大切なことです。
土地面積や隣接する住宅との距離感で違いがありますが、足場の外側に養生シートを張ったとしても作業中の騒音や塗料の臭いなどが出てしまうケースもあるので、近隣住宅に対する挨拶回りなども日程に合わせて担当者と決めておく方法であれば、クレームが来てしまう問題も解消できます。
屋根塗装の塗り替えの一般的な仕様書について
屋根塗装をする際には、塗料ごとの種類と仕様が異なってきます。
屋根塗装の場合には塗装工程や塗付量、乾燥時間が塗料ごとに異なってくるため、これによって見積もりなどが大きく変わります。
屋根を塗装する際の一般的な仕様書は、塗料メーカーのカタログや色見本帖などに掲載されています。
塗装部位・適用素材・使用塗料などが書かれていて、工程なども詳しく書かれているためそれを参考にします。
工程としては、素地調整として高圧洗浄機を使って水洗いを行いゴミや泥などの汚れを取り除き、古い塗膜の浮き・剥がれなどを完全に除去し、水分がなくなるまで十分に乾燥させます。
最初にプライマーを塗って、塗料の密着性を高めるなどの効果を得ます。
プライマーにも種類があり、経年劣化が少なければ水性塗料、下地の耐久性を高めたい時には油性塗料を選びます。
次に塗料を塗っていきます。
2度塗りするのが基本で、上下の瓦を塗料で接着してる時にはスケラーなどで縁切りを行います。
このような流れを見本でチェックすることで、屋根の塗装でかかる塗料の量などを計算することができ、見積りがどれぐらいになるのかがわかります。